概要
シンガポール大手の証券会社で日本の支店もあるので、ご存じの方も多いかもしれません。
証券と先物で会社が分かれているので、ぞれぞれ開設する必要があります
開設後口座を統合して統合管理する事も出来ます。
※ただし、先物口座の管理ツールは証券の物よりも優れており、統合すると証券のツールになってしまうので、先物のツールを使いたい場合は統合しない方が良いかもしれません。
証券口座は開設時の最低入金額はS$5000で、先物口座はS$10000です。
連絡先
- メールアドレス
poems_otoiawase@ phillip.com.sg - 電話番号
(65)-6531-1789(日本語) - Webページ
Phillip Securities(日本語) - 住所
Phillip Securities Pte Ltd
250 North Bridge Road
#06-00 Raffles City Tower
Singapore 179101
口座開設
日本からの郵送と窓口での開設方法があります。
郵送での口座開設
- 前述のメールアドレスに郵送で口座を開きたい旨記載し、メールを送って下さい。
日本人の担当者の方からメールが返ってくるので、必要書類を郵送で送ることになります。
以下の資料を記入し、郵送で送付して下さい。
・口座開設申込書
・W-8BEN
・パスポートのコピー 2部
・住所証明書類(現物、発行日から3カ月以内の銀行残高証明書等)
窓口での開設方法
- 前述のメールアドレスに窓口で口座開設したい旨連絡して下さい。担当の方から折り返し連絡があるので、日時を連絡して予約をして下さい。
- 窓口に行くときの、持ち物は以下の通りです。
・パスポート
・住所証明書類(現物、発行日から3カ月以内の銀行残高証明書等)
・シンガポール国内の銀行口座の口座番号
後述の口座の種類でPCMAを選ぶときはシンガポール国内の銀行口座とのリンクの為に口座番号が必要になるので、口座番号を調べて行くのが良いと思います。 - 直接説明して頂き、説明を受けながら口座開設が出来ます。初回入金をその場で行うことも出来るので、現金を持って行っても大丈夫です。(開設後の入金でも大丈夫です。)
- 7営業日から10営業日で口座情報が郵送されてくるので、パスワードなどを確認してPOEMsにログインして取引します。
口座の種類
大きく分けて、CDP(The Central Depository Pte Limited)という日本のほふりの様な証券保管振替機構の口座を個人で所有するか、フィリップ証券に委託してフィリップ証券の口座を使うかで変わってきます。
ただし、CDPはシンガポール居住者しか開設できないので、日本から開設する場合はCustodian accountしか選べないということになります。
- Phillip investment custodian account(信託口座)
前述の通り、証券の管理をフィリップ証券に委託して管理してもらう口座です。非居住者でも開設できる口座です。
口座管理費としてS$16.5を四半期毎に支払う事になります。(ただし、3ヶ月毎に1回の取引で免除となります。)
また、加えて外国株(シンガポール株以外)を保有している場合は1銘柄あたり毎月S$2.14(ただし四半期にS$160.50 が上限) の口座管理日が追加されます。(月2回以上の取引 、四半期ごとに6回以上の取引で免除)
また、フィリップ証券の口座を利用するため、配当受け取りなどの処理はフィリップ証券が代行してくれます。 - Phillip Cash Management Account(信託口座)
CDPを個人で保有し、売り買いの処理をフィリップ証券に依頼する口座です。
取引毎に証券を個人のCDP口座からフィリップ証券のCDP口座に移動させて取引を行うため、1銘柄あたりUS$21.40の取引手数料がかかります。また、CDP口座はシンガポール居住者しか開設出来ないので、海外からは開設することは出来ません。(一回開設すれば日本への帰国後でも維持可能です。)
また、もう一つのメリットとしてCDP口座を保有している為、シンガポール取引所のIPOに参加することが出来ます。
個人でCDP口座を保有するため、配当などの処理は自分で行う必要があります。郵送で配当の受け取り方法の確認などが来るので、それに返信する必要が出てきます。
この確認は日本への送付なども出来るようで、帰国後でも問題は有りませんが、郵送に1週間程度かかるので締め切り間近に届くことが多く、期限内に回答することが出来ないことが多いそうです。ただし、回答出来なかったとしても配当の受け取りを現金か株式かの選択が出来ないだけで、回答がなかった場合は現金となるそうなので、問題は無いようです。
手数料
国によって手数料が変わってきます。例えばシンガポール株のSGXの場合、最大取引金額の0.28%、最低手数料S$25(インターネット取引の場合)がかかってきます。
詳しくは以下のリンクより確認下さい。
Phillip Securities手数料