お茶が生まれたとも言われる中国は世界一の種類があり、日本茶とも淹れ方が違う奥の深い文化ですが、ここTea chapter(茶淵)では作法だけではなく、調度品や茶室の内装にもこだわったティーセレモニーを体験することができます。
また、1989年10月10日に英国女王エリザベス2世が来店した事でも有名で、同じテーブルでお茶を楽しむこともできます。(ちなみにTea chapterは1989年10月オープンなので開店すぐに来店されたという事みたいですね)他にもシンガポールの首相リー シェンロン氏やシンガポールの大統領トニー タン氏など多くの著名人が訪れているそうです。
建物の1階部分はお茶や茶器の販売エリアで、ティーセレモニーが楽しめる茶館は以下の画像の階段から2階に上がったところにあります。
2階に上がってすぐ左手のところに靴箱があるので、そちらで靴を脱ぎます。
茶室
茶室は2階の中国式と3階に韓国式、日本式の茶室がありますが、せっかくの中国茶なので中国式の茶室がおすすめです。(以下の写真が中国式です)
日本式は日本人からすると畳の部屋を想像しますが、以下の写真のような感じで、直に地面に座る所が「日本式」という感じでしょうか。
韓国式は掘りゴタツのような感じになっています。
また、一番奥の窓側左手のテーブルが英国女王エリザベス2世が使ったテーブルで、写真が飾られており、女王間(Queen’s Corner)とも呼ばれています。(利用は有料となります)
このほかにも天井間(Air Well Corner)や休閑間(Boutique Area)などの個室もSGD 5〜10で利用できるようです。
お茶
席に着いたらお茶と軽食などを選びます。
お茶は緑茶(Green Tea)3種類、白茶(White Tea)2種類、烏龍茶(Oolong Tea)21種類、赤茶(Red Tea)4種類、紅茶(Black Tea)4種類、花茶(Floral Tea)6種類から選べますが、おすすめはエリザベス2世も飲んだという烏龍茶の御用黄金桂(Imperial Golden Cassia)か、優しくフルーティな台湾の东方美人(Oriental Beauty)、深い風味で少し強めの個性のプーアル茶(普洱 Pu’er)のどれかが良いのではないでしょうか。
軽食
お茶請けとして点心やお茶菓子もあります。
無難なのは普通のクッキーのChapter 7 Cookiesですが、中国茶の味をしみこませたゆで卵のTea Eggや少し小腹が空いた時にちょうど良い点心盛り合わせ(点心拼盘 Dim Sum Platter)なども良いと思います。
ティーセレモニー
お茶を頼むと、茶器の準備と一緒に、最初の1杯を淹れ方を説明してもらいながら淹れてもらえます。
中国茶の淹れ方についてはこちらの記事にまとめているので是非見てみてください。
2杯目からは自分で淹れることになりますが、一回分の茶葉で5回程度抽出でき、購入した茶葉は3回分くらいはあるので、結構な量のお茶を楽しめます。
ティーセレモニーだけでも十分中国茶の世界に触れられますが、もっと深く知りたい方は「Tea Appreciation Package」という中国茶の哲学や歴史も含めて学べるより専門的なコースもあります。
「Fragrance and Aroma」と「Shades of Tea」というコースがあるようで、詳細は公式サイトから確認できます。
説明は英語になり、費用も2名からSGD60と少し高価になりますが、チャレンジされてみるのも良いと思います。
茶器や中国茶販売
1階部分では茶器や2階で体験できるのと同じ銘柄のお茶も販売しているので、2階で中国茶体験をして気に入ったらお土産に購入してみるのも良いと思います。
特に茶器は台湾の愛知万博でも使われたシンプルな色合いでふっくらと丸みが特徴的な陶作坊のものがあり、中国茶のセットで購入できます。
他にもなぜか巨大な急須のオブジェがあったり、玄人向けの茶葉の販売などもあります。
関係画像スライドショー
※マウスを写真に合わせると写真を切り替えられます。
Tea chapterのティーセレモニーはカジュアルに体験でき、中華料理や特にバクテーを食べるときには中国茶を一緒に楽しむことが多いので淹れ方を覚えておくと使う機会もあると思います。なかなか中国茶の淹れ方を学ぶ機会はないと思いますので、是非体験してみてください。
施設種類 | 中国茶館 |
料金 | S$20〜S$40位 |
レーティング | ★★★ | 場所 | 9 & 11 Neil Road, Singapore 088808 |
電話番号 | +65 6226 1175 |
営業時間 | 日~木曜:11:00~22:30 金、土、祝日、祝日前日:11:00~23:00 ※1階は10:30〜22:30 |
公式サイト |