イスタナオープンハウス(2/9) 年に5回しか入れない大統領官邸へ(後編)

前回ご紹介したイスタナの敷地内紹介の続きです。

⑥The Villa

1984年まで来賓の宿泊施設として使われていたこのVillaは鄧 小平やブッシュ大統領(41代大統領の方通称父ブッシュ)、マレーシアの大統領などが宿泊したそうです。
また、Villaの前にはシンガポールの彫刻家Han sai porの作品も設置されています。

⑦Gun Terrace

このキャノン砲は旧日本軍のもので、第二次世界大戦後シンガポール解放のシンボルとして設置されているそうです。

また、キャノン砲の近くにはMilitary Guardroomがあり、こちらにもちっちゃい大砲が設置されています。

⑧The Lawn

The Lawnは官邸前の噴水で、ここから見える官邸の眺めはすごく良いそうなのですが、今回はリノベーション中で中に入ることはできませんでした。
のぞき窓から見るとまだまだ工事中で次回の公開日も中には入れなさそうです。

⑨Queen Victoria Pond

イスタナのシンボルでもあるヴィクトリア女王の像が設置されていたこの池はここだけ木が密集していて開放的なイスタナの庭園の中でここだけが別の空間のようになっています。

ただ、ヴィクトリア女王の像はプラナカン博物館 ガイドツアーのまとめと落穂拾いで紹介したとおり、プラナカン博物館に設置されて居るので、ここにはありませんでした。

像がなくても歴史ある庭園には変わりなく、池を囲んだ独特の空間は是非オープンハウスの時に見に行ってみてください。

⑩ The Lodge

こちらはオープンハウスでは立ち入り禁止になっていて近くにも近づけなかったので詳細不明です。

⑪Spice Garden

シンガポールの庭園といえばSpice Terraceですね、フォートカニングなどシンガポール内には多くのSpice Terraceがあり、こちらもその一つです。

  • Society Garlic

  • Bangladesh Chilli

  • Banana

  • Pandan

カヤジャムや緑色のパンダンケーキで使われるPandanもありました、こんな感じなんですね。

イベント

巡回

時折青年団のような集団が敷地内を巡回していました。

二人組で巡回しているペアも居ましたが、さすがに若そうなので持っている銃はレプリカとかでしょうか。

マーチングバンド

11時、14時、15時、16時30分にはSwiss Cottage Secondary Shoolの生徒によるマーチングバンドの演奏が官邸前で行われます。

官邸の左手から出てきて、ぐるっと一週歩きながら演奏したら官邸前に戻ってきて何曲か演奏してくれます。(じっくり見たいときは官邸前で待っていると戻ってきます)

演奏はマーチが中心ですが、途中で急に女の子がマイクを持ち”Uptown Funk”を歌い始めます。一人で歌っているのですがしっかり声が出ていてなかなか度胸のある子ですね、気持ちよさそうに歌っていました。

演奏が終わったらまた官邸の左手から戻っていきます。

 

マーチングバンド以外にもNUSの学生によるヒップホップダンスもオープンハウスの目玉だそうなので、是非時間を確認してみてください。(今回はガイドツアーとぶつかったので見れませんでした)

その他イスタナ内の自然

イスタナの敷地内には沢山の植物があり、南国の植物を眺めているだけでもなかなか楽しめます。
いくつかピックアップしてご紹介します。

この花は一目見てわかる方も多いと思いますが、シンガポールの国花でもある”Vanda Miss Joaquim”という蘭の花です。

綺麗なピンク色で形のバランスもよく、さすが国花に選ばれたという感じですね。

年に数回の公開日と言うことで植物の手入れも念入りにされているのか、どの植物も見事で、眺めているだけでも楽しめます。敷地内の植物の説明をしてくれるガーデンガイドツアーもありますので、そちらもご検討ください。

関係画像スライドショー

記事内でご紹介していない画像もFlickerにアップロードしているので、是非ご確認ください。
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Istana Open house 9th Feb 2016