宅麺 (ボートキー 1号店)

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日本で宅麺.comというお湯で伸ばすスープや乾燥麺ではなく、生麺とお店と同じスープを冷凍して宅配してくれるというちょっとリッチなお家ラーメンが試せる通販サイトがシンガポールにラーメン屋を開いたので行ってきました。

ここはラーメンチャンピオンと同じように日本の有名ラーメン店のラーメンが食べれるというお店で、日本の通販サイトの経験が生かされていそうで期待です。

 

メニューは以下の6店舗からのラーメンです。

  • 本田商店:久留米豚骨
  • 作田屋:横浜家系
  • ちばから:二郎インスパイヤ
  • 元:鳥白湯
  • ビンギリ:勝浦スタイル担々麺
  • どみそ:東京スタイル味噌ラーメン

頼む時にそれぞれのラーメンで好みの指定が出来るのですが、個人的に重要視しているのが”Japanese style”が選べるかどうかという点です。

シンガポールのラーメン屋でありがちなのが味が薄くて、麺がゆですぎ(芯が無い)、トッピングが豪華、というのが有るのですが、これらはローカライズの努力から来るものなんですね。

 

オリジナルの中華麺は拉麺の名前の通り小麦を練って伸ばした麺(伸ばすことを拉:ラーと呼ぶ)なので、麺のコシは無く、スープはかなり薄い味なので現地の人に受け入れて貰うためにはそういった事が必要なのは分かるのですが、やっぱり日本人の私からするとがっつり塩気があって、口の中で弾んでのどごしを楽しめる日本のカンスイ卵麺が好きなので、ローカライズされた麺だと味気なく感じてしまいます。

※シンガポールのラーメン屋に九州豚骨ラーメンが多いのもここからで、豚骨ラーメンの細麺と薄めの味付けが受けているみたいです。

 

そういった背景もあるのか、最近いろいろなラーメン屋で”Japanese style”を選べるお店が増えてきていて、”Japanese style”でお願いすると日本で食べるような麺は固めでスープは濃いめで作ってくれるので嬉しいのです(笑)

宅麺も”Japanese style”が選べるので、日本で食べるのと同じ味付けで期待度が高まります。

 

今回はこの中からちばからとビンギリを試してみました。

ちばから

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宅麺.comの売りの一つである家二郎が楽しめる二郎インスパイア系の一つですね。※余談ですが、宅麺.comは長年オリジナルの二郎をメニューに加えようと努力されているみたいですがなかなか難しいみたいですね。本当の家二郎を味わえる日が来ることを期待しています。”野菜まし、ニンニク”の”コール”が通じるのも嬉しいですね。

言葉で通じない場合は注文シートの申し伝えの欄に書いてあるのでそれを見せれば分かってくれると思います。

野菜がっつり、煮豚もでかいのが3つもあり迫力万手です。 早速天地返しで麺を救出しますが、若干容器が小さいのと、野菜ましだと麺が少なめに感じるので麺は大盛りの方がより”オリジナルの二郎”っぽくなると思います。
(天地返しとは麺を野菜の上に持ってくる(ひっくり返し)ですが、これをしないと麺がスープを吸うのと塩分を吸ってしまうのでかなりしょっぱくなってしまいます。是非試してください。)

 

スープはちゃんと乳化していますし、ゆで野菜とぼそぼそとした極太麺をほおばって喉に押し込んでいくこの感じはやっぱり二郎ですね。

 

煮豚もかなり柔らかくなっていて、ほどよい歯ごたえと柔らかい油が口に広がります。
ちょっとだけ残念だったのはスープが少しぬるかったので、もう少し暖めてくれると嬉しいですね。

ビンギリ

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次は勝浦担々麺のビンギリです。オリジナルは食べたことは無いですが、湯気が出ないほど層になっているラー油とたっぷりかかった山椒で四川料理の味の基本である麻辣を作り上げています。

中国の方とかは好きそうですが、日本のラーメンでどのくらい辛いか興味がありましたが、日本食の枠を超えた辛さで火鍋や四川料理でも通じそうな辛さです。

正直辛い物好きな私でもちょっと辛すぎるくらいで、逆にこれはこれで”Japanese style”のレベルの辛さが選べると嬉しいですね(笑)

ご飯を一緒に頼み最後におじやにすると良いとあったので合わせて頼みますが、シメにちょうど良いですね。ただ、、やっぱり辛いです(笑)

最後に

最近シンガポールでもラーメンブームでお店が増えてきたのは嬉しいですが、豚骨ラーメンばかりだったので、こういった色々なラーメンが食べられるお店は嬉しいですし、味も日本とほぼ同じなのでこれは通ってしまいそうです。

ビンギリとかは中華系のシンガポーリアンには受け入れられそうですし、これからに期待です。

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個人的にはですが、こういう豚骨ラーメン以外の日本のラーメンってどちらかというと(前述のような)中華層ではなく、(麺の食感も楽しむような)パスタなどを好んで食べるような層の方が受けると思うんですよね。

東京のトマトベースのベジポタつけ麺みたいなのをパスタの客層にアプローチしたら面白いかも?とか考えてしまいます。(まぁ自分が食べたいだけですが(笑))

 

あと、最初に家から近いので2号店に行ったのですが、2号店はラーメン屋ではなく居酒屋の”大衆居酒屋”のメニューに週替わりでどれか1品ラーメンが食べれるという事でした。

居酒屋のシメのラーメンとしては最高なのですが、公式Webからは分からなかったのでラーメンを食べに行きたい人はご注意下さい。

料理 ラーメン
料金 S$20前後
レーティング ★★★★
場所 66 Circular Road #01-01 Singapore 049420
電話番号

65364875

営業時間

Mon – Thu 11:30 〜 15:00, 17:30 〜 22:00
Fri 11:30 〜 15:00, 17:30 〜 24:00
Sat,Sun 11:30 〜 15:00, 17:30 〜 21:00

公式サイト  

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