シンガポールでも寿司がブームで、大衆店から高級店まで様々な寿司屋がありますが、シンガポールでは高級店でも日本の高級居酒屋のような板前さんとの距離が遠いお店しかなく、板さんと話しながら寿司を握ってもらうお店はほとんど無いように感じます。
チャイナタウンの銘寿司はそんなシンガポールでは珍しい小規模のお店で、お店は13席のカウンターのみで、目の前で調理してもらったお寿司などをいただけるお店です。以前はInternational Plazaにありましたが、最近チャイナタウンのThe Scarlet hotelに引っ越してきていて、International Plazaの前はタンジョンパガーにあったそうで、結構転々として居るみたいですが、だんだんとお店はよくなってるみたいです。
メニューはお任せのみで、ランチがS$120、ディナーがS$150と少しお高めですが、ネタは九州から箱買いし、シンガポーリアンですが、日本の寿司屋で修行した店長が握る寿司はどれも新鮮でネタも分厚く江戸前寿司らしくシャリも少なめで多く食べられない女性の方にも良いと思います。
また、嫌いな物、好きな物やシャリの量など、日本語も話せる板さんと相談する事も出来るのもこういうカウンターのお寿司屋さんの良いところですね。
目次
メニュー(ディナーのお任せコース)
あん肝ポン酢
あん肝は臭みは全くなく、よく下ごしらえがされています。
刺身盛り合わせ
マグロ、甘エビ、ホタテ、タコ、鯛の刺身の盛り合わせです。
ネタは分厚く、新鮮で特にこんなに甘エビは久しぶりでした。
ちなみにわさびは直前にすられた生わさびで、辛みはそこまで強くなく風味が強いのでそのまま食べてもおいしいくらいです。
ウニと温泉タマゴ
温泉タマゴとウニ、海苔にダシを加えた一品で、タマゴがウニの生臭さを押さえて、ウニ濃厚な味とタマゴがよく合い、良い海苔を使っていて歯応えがあり、良いコンビネーションです。
目立たないですが、これはおいしいですね。
寿司
寿司は女性でもいろんな種類が食べれる一貫ずつを目の前で握ってくれ、それぞれハケで醤油などを塗ってくれるのでそのまま頂けます。
マグロ
マグロと言われてましたが、中トロよりの赤身で、赤身の味は残りつつ、トロのように柔らかかったです。
カレイ
おいているところが限られてくるカレイですが、贅沢に厚い身で頂きます。
カンパチ
大トロ
霜降り状に脂が入っていて口の中に入れると口の中で溶けていきます。
イカ
赤貝
こりこりとした食感を楽しめます。
イクラ
運ぶ途中でイクラがこぼれてしまいましたが、こぼれたイクラがはねるくらい新鮮で、口の中でプチプチと弾けます。北海道で食べたようなイクラですね。
ウニ+味噌汁、タマゴ
最後は銘寿司名物(?)のウニとだし巻きタマゴ、味噌汁でシメです。
ウニはちょっと苦手だったのですが、ここのウニは新鮮で臭みがなくおいしくいただけました。
タマゴはさっぱりとした冷たいだし巻きタマゴで、まるでデザートのように別腹にスッと入ります。
味噌汁もアサリのダシがよく出た味噌汁で、とても上品な味です。
デザート:メロン
メロン自体はシンガポールでもよくデザートとして食べますが、かなり若くてシャキシャキのまま食べ
ることが多いですが、こちらのメロンはよく熟した日本スタイルのメロンで、最後まで日本を思い出させてくれます。
値段も少し高めで、入りづらい雰囲気ですが、逆に隠れ家的なお店で特別なゲストをもてなすのにも良さそうなお店です。他はローカル客が多くて、逆に日本人知名度は高くないお店かもしれません。
料理 | 寿司 |
料金 | S$150(1人) |
レーティング | ★★ |
場所 | #01-01 The Scarlet hotel, 33 Erskine Rd, 069333 |
電話番号 | 6220 3466(要予約) |
営業時間 | 月~金 11:30-14:30 18:30-22:00、土 18:30-21:30 |