Founder Bak Kut Teh Restaurant(発起人肉骨茶餐室)はFounderと掲げている通り、シンガポールスタイルとも呼ばれる潮州バクテーの発祥の店として知られています。
2店舗ありBalestier Roadが本店で、Rangoon Roadの方が支店になり、支店の方は2代目とも言われる娘さんが経営しているそうです。
本店の方は火曜日休み、営業時間も12:00~14:30、18:00~翌2:00と2部制で時間を逃すと入りにくいのですが、支店の方は水曜休み9時から23時までの営業と時間の調節がしにくい観光の合間に行くのにはちょうど良いですね。また休みもずれているので、火曜日に行きたいなら支店、水曜日に行きたいなら本店と使い分けるのも良さそうです。
シンガポールスタイルのバクテーはLeong Kee (Klang) Bak Kut Teh(梁记(巴生)肉骨茶)の記事でもご紹介したとおり、バクテーは元々マレーシアのKlangという地域で作られるようになった料理で、元々は薬膳がたくさん入った煮込み料理のようなもので、スープも真っ黒で味の癖も強い料理でした。
そのバクテーがシンガポールに伝わって、このお店が改良を加え、透き通ったポークのストックのスープに白コショウでぴりっとさせ、薬膳はあまり入れないというシンガポールスタイルのバクテーが生まれました。また、このシンガポールスタイルのバクテーは潮州スタイルとも言われます。
支店(Rangoon Road)の店内
Rangoon Roadの店の方が後から出来たからか店内も綺麗で、メニューもわかりやすいので観光で初めて行かれる方はこちらの方をおすすめします。
本店の方はメニューは無く、口頭で注文しますが、支店の方は外国人にもわかりやすいメニューになっています。
内装も綺麗で清潔です。
壁には写真が飾られています。ちなみにこの写真は特別有名人というわけでは無く、開店当初に来た人の写真を飾っていて、シンガポール流のマーケティング術ということで有名店っぽい雰囲気を出す効果があるそうです(笑)
テーブルに付いているボタンで注文をお願いしたり、会計をお願いしたり、バクテー屋らしくスープのおかわりをお願い出来るボタンもあります。これはうれしいですね
メニュー
バクテー
発祥の店のバクテーと言うことで、コショウも強すぎず、ポークのストックスープとのバランスの良い教科書に載っているようなニュートラルなバクテーです。
スープを口に入れるとポークのストックのうまみとほどよい塩味を感じ、後味にホワイトペッパーのぴりっとした後味を感じます。
肉もポークリブとロースのコンボのものも選べ、肉もしっかりしていて日本の煮豚のように柔らかく、肉の歯応えも楽しめます。
ちなみに長くて骨が付いている方がポークリブで四角い塊になっているのがロースです。
Mee Sua
Mee Sua(中華そうめん)もしっかりしていて、ポークリブのうまみの強いスープによく合います。
海苔スープ
店舗型のバクテー屋に置いてあることの多い、この海苔スープですが隠れたバクテー屋の名物と言っても良いと思います。
ベースはバクテーのスープですが、若干コショウが加えられており、海苔の風味とポークのストックの味がよく合っています。おすすめです。
中国茶
バクテーといえば脇に置いてあるやかんのお湯で淹れる中国茶と一緒に食べるのも楽しみの一つですが、こちらの中国茶はポットに入って出てくるようです。
観光で行くバクテーというとSong Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶)が有名ですが、こちらのバクテーもシンガポールを代表するバクテー屋なので、少し遠いですが足を運んで見てください!
料理 | バクテー |
料金 | S$15〜 |
レーティング | ★★★ |
Makansutra2013掲載店 | 箸×5本 |
場所 | 347 Balestier Road.(本店) 154 Rangoon Road.(支店) |
営業時間 | (本店)12:00 – 14:30, 18:00 – 02:00(火曜定休) (支店)9:00 – 23:00 (水曜定休) |